2013年01月08日

死者より(From The Dead) / 坂本慎太郎(zelone records official)







なんなんすかこのPVは。
ボンゴ叩きながら歌うって奥ゆかしすぎるだろう。
流れからいえば奥田民夫っぽいルードさがキャッチなんだけど、もっともっとぶら下がり感が凄くある坂本さん。
なににぶら下がってるのかと今になってもわかんないけど、ひとつは命なのかもしれない。
このへんはカフカに通じる。
手を離したいし、じっさい離してもみるんだけど落ちていけない。
かといって浮くかっていえば、そうもならない・・・・・みたいな。
じゃあ、どうするのって、どうするもなにもなくね? みたいな。
ゾンビっていうモチーフがいつから坂本さんのなかに生じたかわからないけど(ゆら帝のころからだっけ?)これだけしっくり来てる人もいないんじゃないかっていう。
踊りの世界とか映画の中とか、ゾンビってる人たくさんいるけど、みんなぜんぜんピンピンしててぜんぜんゾンビじゃないし、芸術に邁進してる最中に掴むモチーフとしてはゾンビってすごく難しいから。ないない、それゾンビじゃねーし・・・・・っていう、あのにがーい感じがぜんぜんない、坂本さんのゾンビは。
これはやっぱり坂本慎太郎がゾンビだからかもしれない。(ウソ)


歌い上げない歌心。
坂本慎太郎と書いてセンスと読む。
これも凄ぇ。

「自費出版でこういうクオリティでリリースするって坂本君はほんとうに凄い人だよね」と音楽界隈の御方が呟いてた。
スタンダードを作ってくれたらよいなーと思う。
絵描いたりジャケットやったりデザインワークもみんなやってる坂本さんだけど、これみよがしにならないのはナチュラルに自分の大きさを掴んじゃってるからでもあるだろう。
むかしからこんな感じだったのか?
はみ出ない。無理しない。自分と違うものになろうとしない。肩にちからが入らない。目に見えてるものをそのまま捉えて歌にして返す。
んなことできるかっていえば、まあ出来ないよな。
20代からそんな感じだもんな、坂本さんは。
野球のプロ野手だったら2000本打っただろう。
巨人の坂本も凄い選手だけど、慎太郎のほうが自然体だし、人間離れしちゃってる。
達観とか悟りとか言いたくなる、そういう境地性みたいなものがある。
でも人間の世界から離れない。
そこに優しさを感じる。坂本さんの歌心はひたすら優しい。いつでも優しい。





posted by bibo at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | MUSIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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