2013年02月09日

あの人に会いたい「大滝秀治」(NHK映像ファイル)


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俳優・大滝秀治さん。
独特の存在感ある演技で舞台やテレビで活躍した。
長い下積みを経て才能を開花させた大滝さん、役者魂一筋に生きた人生が語られる。

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役者というのは嘘の世界に生きるけど、嘘を見せるわけにはいかない。
(薄っぺらな演技や、うそ臭い台詞回し、お客さんを退屈させるような芝居はできない)。
そこをどうするかを悩むのが役者なのですね。


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削いで削いで削いで削いで、完全燃焼した青い光みたいな光芒、何もしない存在 ――
「上手さ/巧さ」を越えなければいい役者になれない。


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深い鋭い感性と、修練を経て得たテクニックを超えなければ「いい」という領域には達しない。

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宇野さんが僕に言いました。
「役者の仕事は点じゃいけない。いい仕事をして、つぎに悪い仕事をしたら点でしかない。いい仕事のあと、またいい仕事をする。そうすると点が線になり、やがて面をつくる」

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役者の仕事には今しかない。
今やれることをやるんです。

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宇野さんから「裏方に・・・」と勧められてなお役者を諦めず、劇団民芸で稽古してらした大滝さんは、四十歳を越えて初めて主演に抜擢される。
そして演技賞を受け、一気に脚光を浴びる。
(※『審判』の演技で紀伊國屋演劇賞を受賞。1970年(昭和45年))

「宇野さんには一度だけ褒められました」
このときの手紙も冒頭の賛辞、その一文をのぞき、すべてダメ出しだったという。
老境に入ってなお、
「削いで削いで削いで削いで、完全燃焼した青い光みたいな光芒 ―― 」と目を閉じ頭をふり、つばきを散らしながら演劇を語り止まなかった大滝さん。
たった10分の番組に、87歳の生涯の熱さを想像する。

ひとり、またひとり、舞台演劇や本物の映画に鍛え抜かれた、筋金入りの役者が居なくなっていく。
とてつもなく、さみしい。
生業は違えど同じO型の双子座として、志を継げたらと思う。


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【 出演 】
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●舞台
かもめ(1952年)
審判(1970年)
円空遁走曲(1973年)
払えないの? 払えないのよ!(1985年)
第二次大戦のシュベイク(1988年)
研師源六(1995年)
夏の盛りの蝉のように(1998年)
炎の人―ヴァン・ゴッホ小伝(2000年)
紙屋町さくらホテル(2001年)
巨匠(2004年)
山猫理髪店(2005年)
坐漁荘の人びと(2007年)
らくだ(2009年)[12]
どろんどろん(2010年)
帰還(2011年)

●テレビドラマ
密林を越えて(1958年10月24日、NHK)
夫婦百景(NTV)
第26回「聖女房」(1958年11月3日)
第61回「ファウル亭主」(1959年7月6日)
お好み日曜(NHK)
最後の橋(1959年6月14日)
座銅婚式(1959年11月15日)
雨の降る日は天気が悪い(1959年12月25日、KR)
この空の下に 第6回「愛の像」(1960年、NTV)
冬の海辺(1960年1月29日、NHK)
三菱ダイヤモンド劇場「直木賞シリーズ 終身未決囚」(1960年2月15日、CX)
戦争(CX) 
第2回「鼠」(1960年4月11日)
第25回「寮」(1960年9月20日)
東芝土曜劇場 第78回「若い刑事」(1960年9月10日、CX)
妻の詩(1961年1月6日、NHK)
ここに人あり(NHK) 
第165回「冬来たりなば」(1961年1月12日)
第170回「一粒の麦」(1961年2月23日)
サンヨーテレビ劇場「息子の青春」(1961年2月3日、NHK)
グリーン劇場 第20回「密航」(1961年2月18日、TBS)
決定的瞬間 第22回「天使昇天」(1961年6月1日、NTV)
プリンススリラー劇場(CX)
「蝮の家」前編・後編(1961年7月6日・13日)
「笑う男」 前編・後編(1961年10月26日、11月2日)
日立劇場「誕生日はきっと」(1961年7月25日、TBS)
女の園 紅葉狩(1961年11月19日、NHK)
インスタント都市(1962年5月12日、NHK)
文芸劇場 第39回「我が家の亡霊」(1962年7月13日、NHK)
松本清張シリーズ・黒の組曲 / 一年半待て(1962年、NHK) - 須村要吉
晩餐後の筋書(1962年、MBS)
東芝日曜劇場 第321回「冬の女」(1963年1月27日、TBS)
シャープ火曜劇場「まごころ」(1963年3月19日、CX) - ふみ子のおじ
大河ドラマ(NHK)
赤穂浪士(1964年、NHK) - 岡林杢之助
源義経(1966年、NHK) - 北条時定
春の坂道(1971年、NHK) - 木食上人
花神(1977年、NHK) - 二宮敬作
獅子の時代(1980年、NHK) - 甚助
独眼竜政宗(1987年、NHK) - 虎哉宗乙
八代将軍吉宗(1995年、NHK) - 徳川光貞
毛利元就(1997年、NHK) - 榮秀
連続テレビ小説(NHK)
おはなはん(1966年)
さくら(2002年) - 松下武朗(ジェームス・武朗・松下)、ナレーション兼任
泣いてたまるか 第35話「翼あれば」(1967年、国際放映 / TBS)
東京バイパス指令 第60話「もう一つの顔」(1969年、東宝 / NTV)
男は度胸(1970年、NHK)
木枯し紋次郎シリーズ(C.A.L / CX)
第1シーズン 第12話「木枯しの音に消えた」(1972年) - 箱田の六兵衛 ※大滝譲二名義
第2シーズン 第20話「上州新田郡三日月村」(1973年) - 徳左衛門
長谷川伸シリーズ 第6話「一本刀土俵入」(1972年、東映 / NET)
水戸黄門 (C.A.L / TBS)
第4部 第10話「あの紅が憎い -天童-」(1973年) - 北島将監
第43部 第20話「裏切り者は誰だ!? -日光-」(2011年12月5日) - 専修
赤ひげ 第24話「しじみ河岸」(1973年、NHK)
必殺シリーズ(松竹 / ABC)
必殺仕置人 第1話「いのちを売ってさらし首」(1973年) - 闇の御前(浜田屋庄兵衛)
必殺仕置屋稼業 第4話「一筆啓上仕掛が見えた」(1975年) - 桔梗屋仁左衛門
必殺仕業人 第10話「あんたこの宿命をどう思う」(1976年) - 弥蔵
追跡 第14話「幻(まぼろし)の天使」(1973年、C.A.L / CX)
太陽にほえろ! (東宝 / NTV)
第62話「プロフェッショナル」(1973年9月21日) - 糸山源次郎
第183話「金庫破り」(1976年1月16日) - 堀田常吉
荒野の素浪人 第2シリーズ 第16話「博徒狩り」(1974年、三船プロ / NET) - 田部井の波羅八
右門捕物帖 第23話「消えた男」(1974年、東映 / NTV) - 深川の文七
うちのホンカン(1975年 - 1981年、HBC) - 河西公吉 ※主演作(東芝日曜劇場ホンカンシリーズ)
前略おふくろ様(1975年 - 1976年、NTV) - 岡野次郎兵衛
痛快! 河内山宗俊(1975年 - 1976年、勝プロ / CX) - 森田屋清蔵
破れ傘刀舟 悪人狩り(三船プロ / NET)
第44話「青春の挽歌」(1975年) - 和泉屋徳兵衛
第87話「謎の梅屋敷」(1976年) - 鉄斉
同心部屋御用帳 江戸の旋風 第21話「二百両の女」(1975年、東宝 / CX)
江戸を斬るシリーズ(TBS / C.A.L)
江戸を斬るII 第19話「桜吹雪が闇に舞う」(1976年3月15日) - 石川圭庵
江戸を斬るIII 第18話「医は仁術か算術か」(1977年) - 沢田玄庵
高原へいらっしゃい 第14話(1976年、TBS) - 巨匠画家・原田一英
隠し目付参上 第6話「からくり三太はなぜ泣いたか」(1976年、三船プロ / MBS) - からくり御前
Gメン'75 第82話「刑法240条 強盗殺人罪」(1976年、東映 / TBS) - 片桐石松
人魚亭異聞 無法街の素浪人 第17話「狼たちの挽歌」(1976年、三船プロ / NET) - 和泉屋仙右衛門 
俺たちの朝(1976年 - 1977年、東宝 / NTV) - 滝村嘉市
特捜最前線(1977年4月 - 1979年9月、1980年7月 - 1984年12月、1985年2月 - 8月、1987年1月、東映 / ANB) - 船村一平警部補(刑事)
あにき(1977年、TBS) - 松井安全堂
白い巨塔(1978年、CX) - 裁判長
関ヶ原(1981年、TBS) - 北庵法印
北の国から(1981年、CX) - 北村清吉
ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる 第22回「三億円事件の犯人は?」(1984年、東映 / ANB) - 平塚八兵衛
昨日、悲別で(1984年、NTV)
松本清張サスペンス 隠花の飾り / 遺墨(1986年、KTV)
とんぼ(1988年、TBS) - 伊能三郎
世にも奇妙な物語(CX)
『おじいちゃんの恋文』(1990年)
『まだ恋は始まらない』(1991年)
月曜ドラマスペシャル(TBS)
「代議士秘書の犯罪」(1990年) - 二連木代議士
「松本清張作家活動40年記念 西郷札」(1991年) - 西蓮寺住職
「親子弁護士の探偵帖」(1995年 - 1997年) - 戸田太一郎
忠臣蔵 風の巻・雲の巻(1991年、CX) - 吉良上野介
火曜サスペンス劇場 / 松本清張作家活動40年記念ドラマ「けものみち」(1991年12月、NTV) - 鬼頭洪太
風林火山(1992年、NTV)
決闘鍵屋の辻 荒木又右衛門 ※高橋英樹主演(1993年、NTV) - 大久保彦左衛門
並木家の人々(1993年、CX)
星の金貨(1995年、NTV) - 森岡四郎
竜馬がゆく(1997年、TBS) - ジョン万次郎
テレビ朝日開局40周年2000年山田太一スペシャルドラマ そして、友だち(2000年、テレビ朝日)
昨日の敵は今日の友(2000年、NHK) - 小川晃造
松本清張特別企画・危険な斜面(2000年、TBS) - 西島卓平
ある日、嵐のように(2001年、NHK)
鬼平犯科帳スペシャル / 大川の隠居(2001年、松竹 / CX) - 老盗・浜崎の友蔵
剣客商売 第3シリーズ 第2話「鬼熊酒屋」(2001年、松竹 / CX) - 熊五郎
ゴールデンボウル(2002年、NTV) - ボウリング場オーナー
最後の弁護人(2003年、NTV) - 花岡清十郎
乱歩R(2004年、YTV) - 小林芳雄
水曜プレミア / つぐない(2004年、TBS)- 河原勇男
人生はフルコース(2006年、NHK) - 生田正一
大麦畑でつかまえて(2006年、HTB) - 矢木沢敬三
ハケンの品格 第7話、第10話(2007年、NTV) - S&F会長
浅草ふくまる旅館 第2シリーズ(2007年、TBS) - 清水辰三郎
相棒 Season 6 第8話「正義の翼」(2007年、東映 / EX) - 脇田勝彦
東京大空襲(2008年3月17日・18日、NTV) - 現在の大場博人 ※日本テレビ開局55周年記念番組
課長島耕作(2008年6月25日、NTV)- 初芝電産・木野会長
監査法人 第5話、第6話(2008年、NHK) - 尾張部品会長・武田勝次
歓喜の歌(2008年9月7日、HTB) - 中村伊佐次
木曜劇場 / 風のガーデン(2008年10月9日、CX) - 認知症の老人 ※フジテレビ開局50周年記念ドラマ
母恋ひの記(2008年12月13日、NHK)
第8回文芸社ドラマスペシャル / 逆転夫婦の珈琲ワルツ(2009年2月15日、EX) - 吉沢毅
朝食亭(2009年3月8日、WOWOW) - 日野下老人
落日燃ゆ(2009年3月15日、東映 / EX) - 西園寺公望 ※テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル
さくら道(2009年3月17日、YTV) ※読売テレビ開局50年記念ドラマ
ぼくの妹(2009年、TBS)
花祭(2009年10月3日、CBC) - 白山乙弥
シューシャインボーイ(2010年3月24日、TX) - 鈴木菊治 ※テレビ東京開局45周年記念ドラマ
離婚同居 (2010年5月 - 6月、NHK)- ナレーション
天使のわけまえ(2010年7月、NHK)- 坂下広吉
ハンチョウ〜神南署安積班〜 シリーズ3 File.12「伝説の85歳老詐欺師」(2010年9月20日、TBS)- 増山吉雄
塀の中の中学校(2010年10月11日、TBS) - 佐々木昭男役
金曜プレステージ/産科医大河内あかね(2010年12月3日、CX)
NHKスペシャル「さよなら、アルマ〜赤紙をもらった犬〜」(2010年12月18日、NHK) - 朝比奈太一(現代)
「浅見光彦シリーズ」第40弾「棄霊島」(2011年5月6日(金曜プレステージ)・2011年5月7日(土曜プレミアム)、CX)※内田康夫作家30周年記念二夜連続特別企画 - 桧山泰造
金曜プレステージ「刑事・鳴沢了2〜偽りの聖母〜」(2011年5月20日、CX) - 鳴沢浩次

●映画
ここに泉あり(1955年、松竹) - 岸辺
姿なき顔役(1958年、日活) - 坂井健次
にあんちゃん(1959年、日活) - 西河
危険な女(1959年、日活) - 庄田咲次
十代の狼(1960年、日活) - 顔役
警察日記 ブタ箱は満員(1961年、日活) - ダイナマイト犯
何もかも狂ってやがる(1962年、日活) - 調査員
アリバイ(1963年、日活) - 陳
天国と地獄(1963年、東宝)新聞記者役
さすらいの賭博師(1964年、日活) - 相原
七人の刑事 終着駅の女(1965年、日活) - 山越刑事
二人の世界(1966年、日活) - 古田
燃える雲(1967年、日活) - 林泰三
黒部の太陽(1968年、日活) - 上条班長
野獣の復活(1969、東宝)
野獣都市(1970年、東宝) - 花谷
戦争と人間 第一部(1970年、日活) - 劉
呪いの館 血を吸う眼(1971年、東宝) - 老人
座頭市物語 折れた杖(1972年、東宝) - 飯岡助五郎
子連れ狼 冥府魔道(1973年、東宝) - 慈恵和上
華麗なる一族(1974年、東宝) - 代議士・中根正義
悪名 縄張り荒らし(1974年、東宝) - シルクハットの親分
青い山脈 (1975年、東宝) - 井口基蔵
球形の荒野(1975年、松竹) - 岡野
金環蝕(1975年、東宝) - 法務大臣・神原孝
神戸国際ギャング(1975年、東映) - 楊徳元
同胞(1975年、松竹) - 松尾中学校校長
男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年、松竹) - 住職
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年、松竹) - 古書店主
不毛地帯(1976年、東宝) - 久松経済企画庁長官
犬神家の一族(1976年、東宝) - 大山神官
悪魔の手毬唄(1977年、東宝) - 権藤医師
八甲田山(1977年、東宝) - 中林大佐
坊っちゃん(1977年、松竹) - 狸
獄門島(1977年、東宝) - 儀兵衛
人間の証明(1977年、東映) - おでん屋の客
八つ墓村(1977年、松竹) - 諏訪弁護士
惑星大戦争(1977年、東宝) - 松沢博士
女王蜂(1978年、東宝) - 加納弁護士
火の鳥(1978年、東宝) - スクネ
皇帝のいない八月(1978年、松竹) - 野口
野性の証明(1978年、日本ヘラルド映画 / 東映) - 野村総理府長官
聖職の碑(1978年、東宝) - 渡辺
鬼畜(1978年、松竹) - 銀行の貸付係
赤穂城断絶(1978年、東映) - 山田宗偏
ブルークリスマス(1978年、東宝) - 竹入論説委員
男はつらいよ 噂の寅次郎(1978年、松竹) - 旅の雲水
病院坂の首縊りの家(1979年、東宝) - 加納巡査
影武者(1980年、東宝) - 山県昌景
地震列島(1980年、東宝) - 丸茂教授
思えば遠くへ来たもんだ(1980年、松竹) - 千厩校長
駅 STATION(1981年、東宝) - 相場
日本の熱い日々 謀殺・下山事件(1981年、松竹) - 唐沢
未完の対局(1982年、東宝) - 橋本隆吉
幻の湖(1982年、東宝) - 藤掛三河
迷走地図(1983年、松竹) - 法務大臣・三原伝六
居酒屋兆治(1983年、東宝) - 相場先生
お葬式(1984年、ATG) - 雨宮正吉
タンポポ(1985年、東宝) - 老人
熱海殺人事件(1986年、ジョイパックフィルム) - 鬼島作二
めぞん一刻(1986年、東映) - 和尚
子象物語 地上に降りた天使(1986年、東宝) - 栗田宏
首都消失(1987年、東宝) - 北斗電機技術顧問・大田原精一郎
マルサの女(1987年、東宝) - 露口
帝都物語(1987年、東宝) - 織田完之
敦煌(1988年、東宝) - ナレーター
あ・うん(1989年、東宝) - 旅館の番頭
オルゴール(1989年、東映) - 今里恭平
黒い雨(1989年、東映) - 藤田医師
チスト みどりのおやゆび(1990年、東映) - ムスタッシュ(声優)
少年時代(1990年、東映) - 風泊の駅長
あげまん(1990年、東宝) - 千々堂
天河伝説殺人事件(1991年、東映) - 仁礼神宮
ミンボーの女(1992年、東宝) - プールの老人(ホテルの会長)
いのち輝く灯(1999年、北九州市&教育委員会&同和問題啓発推進協議会)- 盲目の老人・昭吉(声優)
どら平太(2000年、東宝) - 今村掃部
白い船(2002年、ゼアリズ・エンタープライズ) - 林太郎
スパイ・ゾルゲ(2003年、東宝) - 西園寺公望
偶然にも最悪な少年(2003年、東映) - 質店の主人
IZO(2004年、チームオクヤマ) - 茶室の老人
CASSHERN(2004年、松竹) - 上条将軍
蝉しぐれ(2005年、東宝) - 関口晋助
旅の贈りもの 0:00発(2006年、アクロスザユニバース) - 真鍋善作
明日の記憶(2006年、東映) - 菅原卯三郎
犬神家の一族(2006年、東宝) - 大山神官
母べえ(2008年、松竹) - 野村医師
ウルルの森の物語(2009年) - 知里辰二郎
春との旅(2010年) - 金本重男
大奥(2010年、松竹) - 村瀬の声
あなたへ(2012年、東宝) - 大浦吾郎 ※遺作

●吹き替え
陽気なネルソン(オジー・ネルソン)

●コマーシャル
大日本除虫菊
永谷園
公共広告機構(現:ACジャパン)
紀文食品
サントリー
やずや
CMのCMキャンペーン
柿の葉すし本舗たなか
ソフトバンクモバイル
家庭教師のトライ(「特捜最前線」の映像を使用)
ジョーコーポレーション(ナレーション)
BOSSコーヒー(サントリーフーズ、BOSSレインボーマウンテン)
タウンワーク(リクルート)
ナレーション
JOCX-TV+「ねこに、こんばんは。」(1990年10月 - 1991年9月、CX)
人間劇場「37歳序二段力士奮闘記あきらめてたまるか!」(1998年、テレビ東京)
体操の時間。(2007年 - 2009年、CX)
街道物語(2008年 - 2009年、テレビ朝日・BS朝日)

●ゲームソフト
大玉



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スナップ

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(府中の森 2011_1001)

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24:00 Eテレアーカイブス「写真家・東松照明」 (まとめ)


※ざっくりしたスケッチ

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Eテレアーカイブス「写真家・東松照明」 
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昨年末に亡くなった写真家・東松照明さん。
69歳で長崎に移り住み、被爆者の撮影を続ける東松さんを追ったドキュメンタリー


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『静かに時は流れて』(1999)
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八百屋の軒先で、威勢良く掛け声をあげる一人の女性。
黒髪で短髪、年は四十歳前後だろうか。
左目には白い眼帯がある。

彼女の名は浦川しずか。
被爆者二世、左目は義眼だ。

東松照明は浦川家を撮ってきた。
しずかの母、きよみが彼女とおなじ年齢だったときの写真も残っている。
居間だろうか、うすぐらい部屋の壁際に母と娘三人が並んで正座し、右端が三女のしずかだという。

しずかの母、きよみ。
原爆投下の日、爆心地から1.3kmの山奥で被爆。
水汲み場まで這った。
爆心地から歩いてきた被爆者が「水、水、水・・・・・」と呻きながら集まって、たくさん死んだ。

きよみは十三日間、防空壕で意識を失っていた。
父は死んでいた。
母、兄、妹ものちに死んだ。
13人家族で7人が亡くなった。
こんにゃくのような血の塊を吐いて。

きよみは結婚して子をもうけたが、悪夢にうなされた。
しずかの姉が回想する。
「母は悪夢にうなされて叫んだ。あんまりに声を出すから、これはいけないと揺り起こしたんです。近所に聞えるくらいの声だったから。母は自分でそれを気にして、タオルで口をまわりを巻いて寝た。私は『それじゃ窒息するでしょう』と叱った。それでも母は聞かず、タオルを咥えて寝ようとした」

東松
「被爆者を訪問すると、後姿で話をするんです。すこし襖や戸をあけ、前を向かない。表に出てこない。(ある人については)やけに首が白いという印象が残ってます」

東松
「しずかの目は原爆のせいでダメになった可能性が高いと主治医がいった。わたしの被爆者撮影のルーツはこの時にあります。彼女の目がないということが撮影の原点にある」

しずか、三歳。
悪性の腫瘍で左目の摘出手術。
麻酔が効かず「かーちゃんどこ、痛い痛い」と叫んだ。
十六歳。
呼びかけに振り返ると、男子生徒がぎょっとした。
片目の無い顔への驚きだった。
以来、しずかは眼帯をつけて外出するようになる。

障害、生きてることの苦しさ。
ほかにぶつける人がいない、母との衝突。

24歳で恋愛結婚。
母は猛反対した。

式の前、母に育てのお礼を伝えようとすると
「そんなことはよか」と後ろを向いた。
でも、娘の晴れ姿を眩しそうに見つめる姿もあった。

東松はしずかの新婚旅行にも付き添って撮影した。
「娘がいないから父親の気持ちはわからないけど、ああいう気持ちだったのかな。かるい嫉妬とね。なんだろうね、こんなに長く付き合うことになって。まあ好きなんだろうね、しずかのことが」

三〇(と、いくつか)歳で離婚。
東松は「人生はやり直しがきく」と励ました。
「東松さんは私にとって、お父さんのような感じでしょうかね」ときよみはいった。

しずか。
喉に腫れ物ができ、悪性かもしれないと町医者にいわれ、長崎原爆病院(?)で診察を受ける。
しずかは結果がどうであれ手術を受けるつもりだったが、その後も入院をためらった。
東松がかなりきつく、面と向かって入院をすすめた。
「たいがいのことはやり直しがきくけど、病だけは向うから攻めてきよる。一日も早いほうがいいんだよ」

しずかがひとり、居間の座卓を前に坐っている。
箪笥から紫色の包みを取り出し、カメラに向ける。
「これ、母の髪なんですよ」
薄くて長いレースの生地を解きながら、しずかは言葉を継ぐ。
「(最後のとき・・・・・)つめたくなっても母は母ですからね、ほっぺにチューをして、火葬場から出てきた母の骨をさっと・・・ポリポリって食べてね」
涙が溢れる。
「最近? 話しかけましたよ。『お母さん、わたし喉の奥にポリープができとっちょよ。取ればいいらしい。でも内科の検診を受けなければならないって。検診・・・そのとき、その結果・・・なにもないって祈ってね』って話しかけました」

しずか、かつて母と暮した家の跡地に立っている。
「母と一緒に、死んでしまった犬を埋めた。埋めたらクゥンクゥンと泣き声が聞える。掘り返すと、やっぱり死んでる。また埋める。クゥンクーンと声がする。掘り返しても死んでるんです。ずっと見てた母が言いました。『しずか、ここに花を植えよう。水をあげて育てよう』って」

長崎大学の保管室。
原爆で亡くなった人間の臓器(5000人分)が保存されている。
(一瓶ごとに被爆者たちの傷んだ臓器がホルマリン漬けに)

東松
「自分が死んでも写真は残る、原爆被害の物証となる」
「(しずかがポリープ、もしかしたらと思うと、やりきれない・・・)原爆投下から50年たっても新たな・・・放射能が原因かもしれない病気が出てくる。人殺し。反倫理的な兵器。それによる被害の凄まじさ。(それを)どうしたら撮りつづけられるか」

しずかは東松の説得もあって、入院して手術することを決める。
心臓病、肝炎、前立腺がん ――
みずからも病と闘う東松もまた、入院を控えていた。

浦川一家と東松は、ちかくの写真館で記念撮影に出向く。

しずかと三人の娘は装いを整え、化粧し、髪をといた晴れ姿に揃っている。
撮影の準備中、東松はしずかに、「左目のところに、(本物の)目の玉を描いてください」と頼んだ。
「左目? ここに?」
(東松は何を言ってるのだろう・・・と困惑気味のしずかは、それでも明るくオーダーを受け、鉛筆っぽいなにかを握ってやってみる)
瞼や肌にはうまく描けず、
「それなら、眼帯のうえからのほうがええか」
眼帯のうえからマジックで、しずかはあったはずの瞳の絵を描く。
子ども達がはやしたて、しずかも笑い、微笑みを浮かべながら東松はシャッターを切る。

しずか、カメラマンに向かって話す。
「目を描いてって言われて?」
(気にしてませんよ何も!といった口調で)
「八百屋のお客さんにも冗談で言い返すときあるんですよ、それなら目ン玉描いてくるけん!って(笑)」

東松
「彼女は、笑えるようになったんです。自分の目のことを、死ぬほど悩まされた時間の中で、こうして笑えるようになった」

東松は10年前、心臓のバイパス手術をして以来、半年に一度の入退院を繰り返していた。
木に喩えれば朽ち枯れの状態だという。
今回は血管のコンディションを見るための手術だった。
まだ半年は大丈夫だったと判明。

一方、しずかのポリープも良性で、手術をすれば完治するという結果が出た。
彼女は入院中の東松を見舞い、報告をする。
個室の病室、いつもと変わらぬ語らいがあり、
「東松さんは寝てなきゃいかんのに、わたしの写真撮らせてしまって」
寝巻き姿の東松は窓際に立ち、ベッドに座らせたしずかの写真を撮り続ける。

1999 8/8
語り 平田満


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原子爆弾投下
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●広島
広島市への原子爆弾投下
第二次世界大戦(太平洋戦争)末期の1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分に、アメリカ軍が日本の広島市に対して投下した。
(これは実戦で使われた世界最初の核兵器)。
一発の兵器により当時の広島市の人口35万人(推定)のうち9万〜16万6千人が被爆から2〜4カ月以内に死亡したとされる。

●長崎
長崎市への原子爆弾投下
第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)8月9日午前11時02分に、アメリカ軍が日本の長崎県長崎市に原子爆弾を投下。
(これは実戦で使われた二発目の核兵器)。
この一発の兵器により当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち約14万9千人が死没、建物は約36%が全焼または全半壊した。





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長崎くんち(おくんち/くんち)
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長崎くんち(ながさきくんち)、長崎おくんちは、長崎県長崎市の諏訪神社の祭礼である。
10月7日から9日までの3日間催される。
国の重要無形民俗文化財に指定されている(昭和54年指定、指定名称は「長崎くんちの奉納踊」)。

「龍踊(じゃおどり)」「鯨の潮吹き」「太鼓山(コッコデショ)」「阿蘭陀万才(おらんだまんざい)」など、ポルトガルやオランダ、中国など南蛮、紅毛文化の風合いを色濃く残した、独特でダイナミックな演し物(奉納踊)を特色としている。

地元では一般的に「くんち」と呼ばれるが、お諏訪様(諏訪神社)への敬意を表し「おくんち」という人もいる。
「くんち」には「宮日」「供日」という字があてられることがあるが、その名称は旧暦の重陽の節句にあたる9月9日(くにち、九州北部地方の方言で「くんち」)に行ったことに由来するという説が有力である。

博多おくんち(福岡県福岡市櫛田神社)、唐津くんち(佐賀県唐津市唐津神社)と並んで日本三大くんちと呼ばれる。



posted by bibo at 02:03| Comment(0) | TrackBack(0) | TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする